Account: (login)

Are you the publisher? Claim this channel

Search in 110,080,884 RSS articles:

Channel Description:

世界と日本はつながっている。新聞やテレビでは分からない、ぼくらの生活や仕事に直結する国際情報。

Latest Articles in this Channel:

  • 07/23/08--20:44: ジェマア・イスラミアが、スマトラ島に拠点移動か (chan 1807101)
  •  アル・カエダと関係のある東南アジアのイスラム系テロ組織「ジェマア・イスラミア(JI)」の残党による活動が、インドネシア国内で再び活発化し始めた。首都ジャカルタなどで爆弾テロの可能性が高まっているとして、日本総領事館が在留邦人に注意を呼びかけている。

     インドネシア国家警察は南スマトラ州で六月二十八日から七月一日にかけて十人を逮捕、爆弾二十個を押収した。逮捕された十人の中には、JIの爆弾専門家で二〇〇五年に隠れ家を急襲した治安当局との銃撃戦中に自爆死したアザハリの直弟子とされるシンガポール国籍の爆弾専門家や、逃亡中のJI幹部に直結する部下とみられる二人など、重要容疑者が含まれていた。

     押収物には手製爆弾の他、起爆用とみられるケーブルや数十キロの爆発物があり、JI残党が新たな爆弾テロを準備していたことが明らかになった。「ジャカルタやスマトラ島の有名観光地でのテロ計画もあったもよう」(治安関係者)だという。

     さらに今回、容疑者はいずれも、首都ジャカルタがあるジャワ島や、爆弾テロがあったバリ島でなくスマトラ島で逮捕されたことから、国家警察は「捜査の手を逃れるためにJIは拠点をスマトラ島に移したのではないか」とみている。

     スマトラ島は、マラッカ海峡経由でシンガポールやマレーシアへの密航が容易であることや、住民のテロ組織への警戒が弱いことから、JIが新たな拠点にした可能性がある。このため治安当局は、スマトラ島での残るJIメンバーの摘発に全力を挙げる方針だ。

    (フォーサイト2008年8月号)

  • 07/27/08--22:32: 「曖昧なサミット」の8年後は? (chan 1807101)
  •  洞爺湖は遠かった。といっても、実際の目的地は洞爺湖ではなく、サミット会場から30キロほど離れた留寿都にある国際メディアセンター。千歳空港からバスで2時間以上かかる。飛行機の到着時間がちょうどブッシュ米大統領機の到着と重なったため、飛行機は空港の上で30分ほど待機を続け、あやうく一日2本しかないバスに乗り遅れるところだった。

     メディアセンターには全世界から4000人から5000人の報道陣が集まっていると言われたが、そのうち会場のウインザーホテルに行けるのは、わずかな代表取材者のみ。記者たちはメディアセンターで、同時中継されるテレビの前で会見を録音し、それを原稿に起こすこともあった。

     サミットが今回のような「隔離サミット」となったのは、2001年のジェノバ・サミットで死者が出て以来の傾向だ。おかげで今回のサミットではデモによる混乱や暴動、テロなどはなかったが、隔靴掻痒の取材風景は今後も続くのだろう。

    「温室効果ガスの長期目標の共有を支持する」という首脳の宣言で幕を閉じたサミットに、福田康夫首相は満足感を示しているという。一昔前とは違い、G8(主要国首脳会議)を構成する国々の力は、全世界の中で相対的に低下している。中国やインド、アフリカ諸国の言い分を聞かなければ、何も決めることはできない。

     その上、本誌7月号で田中直毅氏が指摘しているように、あらゆる問題を政府や公的機関に依存してすむ時代ではなくなっている。曖昧な成果であったにもかかわらず、福田首相を非難する声が大きくならなかったのは、そうした状況を誰もがわかっているということなのだろう。

     慣例から言えば、サミットが日本で次に開催されるのは8年後。これまで先進国が主導してきたサミットは、その頃どんな形に変わっているのだろうか。
     (編集部Y)

  • 07/31/08--22:11: 枯渇ぎみの米知日派、ようやく有望株登場か? (chan 1807101)
  •  米政府内の知日派減少が指摘されて久しいが、次代の有望株とみられているのが、昨年着任した在日米大使館のマーク・ナッパー政治部次席(三八歳)だ。来年にはマイケル・メザーブ駐日公使(政治担当)の転出に伴う公使昇格もささやかれており、日本政府筋も「将来はリチャード・アーミテージ氏やマイケル・グリーン氏のような有力知日派になる」と期待する。

     ナッパー氏はプリンストン大で日本政治を学んだ後、東大大学院に留学し、自民党国際局で働いたこともある経歴の持ち主。「通訳レベル」(米大使館筋)の日本語を駆使した日本政界人脈作りは、国会議員から秘書にまで及んでいる。福田康夫首相の長男で政務秘書官を務める達夫氏とも、旧知の間柄だ。

     朝鮮半島問題にも通じている点も強み。韓国語にも堪能で、クリントン政権時代にはオルブライト国務長官の訪朝の際、平壌に先乗りし、北朝鮮側との折衝に当たった。外務省内でも「日米間のわずらわしい課題は専らナッパー氏と交渉している」(同省幹部)と重宝がっている。

     次期米大統領となるのが共和党のマケイン上院議員か、民主党のオバマ上院議員か、予断を許さないが、日米関係筋は「民主、共和いずれの政権ができても、新駐日大使を支えるのはナッパー氏」とみている。

    (フォーサイト2008年8月号)

  • 08/03/08--21:10: スリランカ取り込みを図る中国に、神経を尖らせるインド (chan 1807101)
  •  インド洋の島国、スリランカの南海岸の小さな港町ハンバントタで、中国輸出入銀行から十億ドルの融資を受けて港湾整備が行なわれることになり、隣国のインド政府が神経を尖らせている。中国は他にも、スリランカ北部マナー地方で石油の掘削を始めたり、武器や軍事訓練の提供を申し出るなど、スリランカへの関与の度合いを強めている。

     さらにインドを慌てさせているのは、パキスタンやイラン、サウジアラビアまでもが、スリランカとの関係を深めようとしていることだ。

     こうした各国の動きを受け、六月後半、ナラヤナン国家安全保障顧問の率いるインド政府代表団が突如スリランカを訪問したことで、インドもスリランカに対する武器供給を増やすのではないかとの憶測を招いている。

     そしてインドは、アフリカのモザンビークとマダガスカルに中国艦艇の動きを監視するための通信傍受施設を置いたり、中国と国境を接するカシミール地方に空軍基地を再開するなど、「中国包囲網」とも見える動きを活性化させている。インドは中国の北のモンゴルに宇宙観測施設を、西北のカザフスタンには空軍基地を持っている。今後十年のうちに、空母と原子力潜水艦を就航させる計画もある。

     こうした各国の動きは、エネルギー輸送ルートとしてのインド洋の重要性に鑑みてのことであり、今後もスリランカをめぐる駆け引きは続くに違いない。

    (フォーサイト2008年8月号)

  • 08/04/08--22:39: 原子力協定“期限切れ”目前、賭けに出たインド政府 (chan 1807101)
  •  国民会議派を中心とするインドの連立与党を支えてきた左翼四政党が七月九日、政府が米国との原子力協力協定締結へと歩を進めたことに抗議し、閣外協力を解消した。与党は一部野党の取り込みにめどを付け、左翼なしでも下院での過半数維持がとりあえず可能と判断。左翼の反対で長らく宙に浮いていた米印協力の実現に向け、賭けに出た格好だ。

     協定はインドの民生用原子炉を国際原子力機関(IAEA)の査察下に置くことを条件に、米国からの核技術や燃料の供給を可能にするもの。二〇〇五年にシン首相とブッシュ米大統領が基本合意したが、左派共産党を中核とする左翼ブロックが「協定はインドの核政策や外交政策を縛りかねない」と猛反発。協定の前提となるIAEAの査察受け入れへと動けば、閣外協力を解消すると警告していた。

     そうなると連立与党は過半数割れし、下院解散、総選挙の前倒しへとつながる。インフレ率が二桁に乗り、物価が上がっている現状では早期総選挙は連立与党に不利だ。特に国民会議派への支持はこのところ低調で、地方の州議会選では負け続き。「早期総選挙は何としても避けたい」――。これが米印協定を事実上の「凍結状態」に追い込んでいた最大の理由だった。

     米印協定をブッシュ大統領の任期中に発効させるには、今が「ぎりぎりのタイミング」(印政府筋)といわれる。しかし、ブッシュ政権との合意を反古にするリスクを冒してまで決断を先送りした割には、会議派の支持低下に歯止めをかけることはできなかったようだ。

    (フォーサイト2008年8月号)

  • 08/11/08--00:14: “テロ部隊”を狙ったテロに肝を冷やすミャンマー軍政 (chan 1807101)
  •  サイクロンによる未曾有の被害を受けながら、軍事政権が国際社会の支援を頑なに拒否し続けた結果、孤立感をいっそう深めているミャンマーで、軍政の“テロ部隊”を狙った爆弾テロが起きていたことがわかった。

     六月二十七日未明、中心都市ヤンゴンの北部郊外のシェピタ地区にある地方政府が入る建物で爆弾が爆発した。

     負傷者はなかったが、爆弾の置かれていたのが地方政府ビル内の軍政系団体の事務所がある場所だっただけに、この団体を狙ったテロとみて、治安当局は必死の捜査を続けているという。

     テロの標的とされたこの団体「連帯組合と開発連盟」は、表向きは社会福祉団体だが、中心人物は軍政トップのタン・シュエ議長とされ、二〇一〇年に予定される総選挙では政党として活動すると目される。この団体は、五年前に地方遊説中の民主化運動の指導者で国民民主連盟(NLD)の書記長、アウン・サン・スー・チー氏の車列を襲撃した組織ともいわれる。また、今年六月十九日にスー・チー氏の誕生日を祝う支持者を襲撃したグループだともされ、軍政・治安当局の“テロ別働隊”とも呼ぶべき団体なのだ。

     それだけに、今回の爆弾テロは、警戒の厳しい軍政関連施設を避けて、関連団体を狙った「反軍政テロ」との見方が強い。軍政は総力を挙げて犯行グループの特定を急いでいるが、サイクロン被害からの復興が遅々として進まないことから、国民の不満は高まっており、こうした動きと連動することもありうる。

    (フォーサイト2008年8月号)

  • 08/13/08--20:21: 懲りごりしたはずなのに、アフガニスタンに戻るロシア (chan 1807101)
  •  ソ連時代に屈辱的な撤退をしてから二十年、ロシアが再びアフガニスタンに戻りつつある。六月十九日と二十日の二日間、モスクワで開かれた米露対テロ作業グループ(CTWG)会合で米露が原則合意したもので、アメリカとNATO(北大西洋条約機構)の要請を受け、ロシアがアフガニスタン国軍に軍事物資を提供することになっている。

     とはいえ、実際にはロシアはこれまでも密かにアフガニスタン軍に武器を提供してきた。
     NATO側にとって重要なのは、今回ロシアが、食糧やその他の「殺傷兵器」ではない貨物に限って、NATOがロシアを通過してアフガニスタンに運ぶのを許可したことだ。アフガニスタンに届けられる物資の七割はパキスタンを通るか空路で運ばれるが、タリバン残党の攻撃によってどちらも危険が増していた。

     ロシアがアフガニスタンへの関与を深めるのはなぜか。自国の南に不安定地域を抱えるロシアとしては、関与によってNATOがアフガニスタンの治安が固まる前に撤退しないようにする狙いがあるとの分析が一つ。他方、アフガニスタンでの負担を肩代わりする見返りに、ウクライナやグルジアを加盟させようというNATOの東方拡大戦略を牽制する意図があるとの見方もある。

  • 08/17/08--20:09: 北京のプーチンも慌てた? 露軍“独走”とグルジアの“思惑” (chan 1807101)
  •  グルジアからの分離独立を図る南オセチア自治州をめぐるロシアとグルジアの「戦争状態」は、ロシア軍が首都トビリシ郊外やポチ、ゴリなどグルジア各地を攻撃するなど、戦線拡大でロシア軍の「ルール違反」が目立つ。プーチン政権下の軍改革で不満を高めた軍部の「独走」との見方も出ている。

     グルジア高官は「ロシアが先に動いた」と批判したが、たしかにロシア軍部隊の南オセチア進出は極めて迅速で、グルジア側の動きを十分想定していたのは間違いない。

     ロシア軍は八月二日まで、北カフカス軍管区で一万人近い部隊が参加する軍事演習「カフカス2008」を実施。演習そのままの攻勢が目立った。休暇中のメドベージェフ露大統領、北京五輪開会式出席のプーチン首相は、虚を衝かれた格好だった。

     ソ連時代、巨大な利権を謳歌したロシア軍は、プーチン政権下でリストラや軍改革を強いられた。ソ連国家保安委員会(KGB)出身のイワノフ前国防相、セルジュコフ現国防相は参謀本部の人員削減、軍資産や軍保養所の売却を進め、これに抗議していたバルエフスキー参謀総長は今年六月に解任された。

    「ソ連軍の流れを汲む軍首脳は、プーチンらKGB派によって疲弊を強いられたことに不満を強めていた。今回、軍の存在感を誇示するため、政治命令を超えて行動した」(モスクワの消息筋)という。

     軍とKGBはソ連時代、実は犬猿の関係だった。プーチン首相が慌てて北京から北オセチア共和国に飛んだのも、軍の独走に歯止めをかける狙いがある。最も右往左往したのは、就任したばかりのリベラル派最高司令官・メドベージェフ大統領だろう。

     エキセントリックな行動の多いサーカシビリ・グルジア大統領も独走が目立った。ライス米国務長官が七月にグルジアを訪れ、グルジアの北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持。その後、ロシア軍の演習と並行して、グルジア領内で米国と合同軍事演習を実施したことから、南オセチア攻撃に米国の支持が得られると判断したようだ。今回、敗北となると、同大統領の失脚につながる可能性もある。

     ただ、グルジアには、米軍将校ら数十人が駐在してグルジア軍の訓練に当たっており、軍内部の動きから米国は南オセチア進攻を察知していたはずだ。

     エネルギーの国策利用や周辺諸国への膨張など、ロシアの行動への懸念を強める米国が、ロシアを挑発するため、グルジア軍の行動を容認したとの見方も成り立つ。関係当事者の誤算と思惑が増幅して予想外の戦火拡大につながった模様だ。
     
    (フォーサイト2008年9月号)

  • 08/20/08--22:20: “その前”に仕掛けられた、グルジア大統領サイト攻撃 (chan 1807101)
  •  サーカシビリ大統領のインターネット・サイトが、実はロシアからと見られるハッカーの侵入によって大きな打撃を受けていた。

     グルジアへのハッカー侵入については、米国土安全保障省コンピューター異常事態対応チーム(US―CERT)をはじめ、複数の米インターネット監視組織が確認している。US―CERTによれば、七月初めに同じ旧ソ連・リトアニアの数百のサイトがサイバー攻撃を受けた事件と手口が酷似。いずれもロシアの公機関が直接関与しているのは間違いないという。

     米国土安全保障省の専門家は「昨年の四月と五月、反ロシア的姿勢を示した旧ソ連・エストニアの政府機関のサイトにロシアのハッカーが侵入したケースとも共通点が多い」と述べている。

     グルジア当局によると、大統領のサイトのほか、同国政府機関の複数のサイトがアクセス不能な状態に陥ったという。

    (フォーサイト2008年9月号)
     

  • 08/25/08--00:32: 「山岳地帯」戦に備え? インドで鍛えたロシア軍 (chan 1807101)
  •  ロシア軍は、インド軍の協力を得て特殊訓練を行なっていた。

     七月十四日、ロシア陸軍の山岳旅団と極東司令部幹部訓練学校の一団が、インドがパキスタンと対峙する最前線である北部ジャンム・カシミール地方にあるトレーニング施設に入り、三十日までの二週間にわたってインド軍の山岳作戦向けの訓練を見学した。インド陸軍には、標高の高い場所での戦闘に特化した師団が十個、歩兵師団が一個ある。

     一方、ロシアは昨年、グルジアと接する北カフカス地方に山岳旅団を二個配備したばかり。旅団は四千五百人の“契約兵”で構成されている。契約兵は、正規軍とは別にチェチェン共和国などでの危険な任務に限って十倍近い報酬で赴くロシア人傭兵。問題のグルジア・南オセチア自治州は、カフカス山脈に抱かれた山岳地帯だ。

     ロシア軍のインド派遣は、インド陸軍総長デーパク・カプーアが六月に訪露し、ロシア陸軍司令官アレクセイ・マスロフとの間で合意したものだった。

    (フォーサイト2008年9月号)